間接照明だけで部屋を明るくできる?おすすめの照らし方を紹介

間接照明を複数設置したイメージ
  • URLをコピーしました!

ドラマや雑誌に出てくるおしゃれな部屋で見かける間接照明。「自分の部屋にも間接照明を取り入れたい」と憧れている方もいるでしょう。しかし、いざ間接照明をつけようとすると難しそうに感じる方も多いかもしれません。

実は、間接照明は基本の照らし方を抑えれば、どのような方でも簡単にライティングが可能です。

今回は間接照明の基本やメリット、おすすめの照らし方まで徹底解説します。ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。

目次

間接照明だけで部屋を明るくできる?

プロジェクターとシーリングライト

一人暮らしをしている方のワンルームであれば、間接照明だけでも明るくできます。ただし、自宅で仕事や勉強などをする方はオフィスのような明るい光が必要です。その場合は直接照明もつけましょう。

自宅ではリラックスするだけ、明るくない空間が好みの方は、ベッドやテーブル周りに各1つ、合計2つの間接照明があれば十分です。お風呂や洗面所、トイレなども明るくしたくない方は、間接照明に切り替えてもいいでしょう。お風呂に間接照明をつける際には、防水対策をしてください。

間接照明だけで部屋を明るくするための照明器具6選

デコレーション LED電球 カーブ

間接照明だけで部屋を明るくしたい方におすすめの照明器具は以下の6つです。

  1. テーブルランプ
  2. フロアスタンド
  3. スポットライト
  4. ペンダントライト
  5. ブラケットライト
  6. ラインライト

それぞれの特徴を分かりやすく紹介します。

1. テーブルランプ

LED テーブルライト ランブル

テーブルランプとはベッドサイドやテーブル、デスクなどに置ける小型の照明器具のことです。読書など手元に明るさが必要なとき、スポットライト的に使えるので便利です。また、ベッドサイドなどに置くと間接照明となり、リラックスした雰囲気になります。

テーブルランプは光源を被せるように隠すシェード、土台となるベース、シェードとベースをつなぐアームの3つの部分からできています。それぞれ使われている素材やデザインで印象が変わるので、理想のイメージに合ったテーブルランプを選びましょう。

最近では、スマートフォンのアプリやスマートスピーカーに対応したテーブルランプもあります。「RAMBLE(ランブル) テーブルライト」であればアプリに対応しているのはもちろん、高級感のある素材で作られているのでデザイン性も抜群。高機能なリモコンでスムーズに操作できます。

2. フロアスタンド

サイドテーブルライト コーニッシュ コラット

床に置いて使用する照明器具をフロアスタンドといいます。フロアスタンドは支柱が長く、高い位置に光源があるタイプが一般的です。さまざまな位置に移動でき、部屋の隅やテーブル、ベッド、ソファなどの横に置くことが多いです。

フロアスタンドは背が高いものを選ぶと空間全体を照らせるので、家具とのバランスが取りやすい特長があります。間接照明を利用して天井を照らしたい場合は、フロアスタンドのフロアアップライトが最適です。

また、機能性が高いフロアスタンドも便利です。「1灯サイドテーブルライトコラット」はサイドテーブルとフロアライトが一体化したスタンドライトです。ソファの横に置けばスマートフォンや飲み物を置くことができ、手元もしっかりと照らしてくれます。

3. スポットライト

4灯シーリングスポットライト

スポットライトとはピンポイントに光が照らせる照明器具のことです。インテリアの演出効果が高く、美術館やお店などでよく使用されています。近年は一般の家庭でも使用できる、シーリング対応のものや軽量タイプの商品も増えてきました。

照明器具が向いている方向のみを照らすスポットライトは、意図的に場所を照らしたいときに活躍します。また、壁に光を反射させると明かりが和らぎ、優しい印象になります。どこか際立たせたい場所があるときに選ぶと、スポットライトの良さが出るでしょう。

おしゃれなインテリアとしてスポットライトを取り入れたい場合は、「4灯スポットライト」がおすすめです。レトロな雰囲気のエジソン電球が個性的な4灯スポットライトは、各ガラスが別々のフォルムになっているのが印象的。スポットライトは小さめなサイズが多いので、どこかを照らす目的の他にインテリアの一つとして取り入れる方法もあります。

4. ペンダントライト

LEDペンダントライト ロンギー

ペンダントライトとは天井からチェーンやコードなどで吊り下げて使用する照明器具のことです。吊り下げるタイプなので、本体自体に高さが調節できるようになっている場合がほとんどです。調節がない場合もS字フックやコードリールなどを使用すれば調節できるので、どのようなお部屋でもつけられます。

ペンダントライトは電球の数や明るさによって、使用する場所や広さが変えられます。そのため、メインの照明としても使えるアイテムです。また、直接天井についている照明に比べて照射範囲が狭まるため、空間に陰影ができてムーディーな印象になります。寝室やリビング、玄関などさまざまな場所で活躍するでしょう。

ペンダントライトは丸いガラス製のものがよく売られていますが、その他にさまざまな形があります。「LEDペンダントライトマンクスロンギー」は横長デザインのLEDペンダントライト。ダイニングテーブルの上に吊り下げれば、コーヒースタンドのような空間になります。リモコン式なので、操作もスムーズです。

5. ブラケットライト

ブラケットライト クルリ

ブラケットライトとは主に壁に取り付ける照明器具のことです。ウォールライトと呼ばれることもあります。壁に光が反射し間接的な光が生まれるので、さみしい印象だった壁に立体感が出ます。場所を取らない照明器具として、天井に十分な高さがない場所や狭い部屋を照らすのにも活躍します。

ブラケットライトはデザインの種類が豊富です。シェードの素材も布やガラスなど幅広く、光を反射する方向を変えれば好きな範囲を照らせます。また、ブラケットライトはメイン照明というより、シーリングライトなどの補助的なアイテムとして使われることが多いです。家庭だと狭い玄関や廊下、階段などに使用されています。

ベッドすぐの壁などにブラケットライトを設置するのもいいでしょう。デザイン性の高い真鍮ブラケットライトであれば、ベッド周りがホテルのような空間になります。電源はコンセントと壁から直接の2つから確保でき、コンセントを使えば工事不要です。

6. ラインライト

ホテルライクの間接照明

ラインライトとは棒状の長い照明器具を指します。建物の天井埋め込みの照明や玄関框下などでよく使われます。シームレスにつなげられ、ライン上に横長の光が放出するので比較的明るいです。足元に設置するとフットライトとして活躍します。

ラインライトは屋内用の他に、屋外用もあります。そして、太さや長さの展開も多いのでカスタムしやすいアイテムです。各メーカーの開発により曲がるラインライトなども出ており、インテリアを照らす照明としてお部屋づくりに活用できます。

間接照明だけで部屋を明るくするメリット

バータイプのブラケットライト ネオマンクス

次に間接照明だけで部屋を明るくするメリットを紹介します。主なメリットは以下の3つです。

  • リラックス効果が期待できる
  • 広く奥行きのある部屋に見せられる
  • おしゃれで洗練された雰囲気を演出できる

それぞれ分かりやすく解説します。

リラックス効果が期待できる

人は夕焼け空のような明るさの分布が広く、強い光がない美しいグラデーションを見ると安らいだ気持ちになります。間接照明も同じように夕焼け空と同じような光が作り出せるので、リラックス効果があると期待できるのです。

また、人は柔らかく優しい光を感じると交感神経から副交感神経にスイッチが切り替わるともいわれています。副交感神経が優位になると血流が弱まりリラックスした状態になるので、気持ちも穏やかになるでしょう。

広く奥行きのある部屋に見せられる

間接照明を活用すると空間に陰影や立体感が生まれ、視覚的効果で実際よりも広い部屋に見せられます。また、間接照明で天井を照らすと天井の圧迫感がなくなり、より空間に高さを出せる効果が期待できるでしょう。

また、間接照明は明るさのグラデーションができるので、部屋の中の壁や天井などの境界線を曖昧にさせます。部屋の境界線を分かりづらくすると、奥行きを出すことも可能です。

おしゃれで洗練された雰囲気を演出できる

お部屋に間接照明を取り入れると、ホテルやお店のような雰囲気を演出できます。理想の空間をイメージし、インテリアに溶け込む照明器具をいくつか選んで設置すれば、一気におしゃれな空間になるでしょう。

また、照明器具はデザインによっては生活感が出てしまいます。しかし、間接照明であれば光源を隠すのが基本ですので、照明器具が見えません。照明器具がないことでシンプルかつ洗練された印象が出せます。

間接照明のおすすめの照らし方5選

ブラケットライト デックスコラッタ

間接照明の照らし方を知っておけば、初心者でも簡単に間接照明を楽しめます。おすすめの照らし方は以下の5つです。

  1. 部屋全体のバランスを考えて複数配置する
  2. ダクトレールを活用する
  3. お気に入りのアートや小物に光を当てる
  4. 壁や天井に光を当てる
  5. 直接照明と間接照明を併用する

それぞれ解説するので、ぜひ試してみてください。

1. 部屋全体のバランスを考えて複数配置する

間接照明を複数設置する

間接照明を部屋の一部だけに置くと浮いてしまうことがあります。空間にまとまりをもたせるためにも、部屋全体のバランスを考えながら複数の照明器具を使用しましょう。また、置く位置にもポイントがあります。例えば、ソファの横のサイドテーブルにテーブルランプを置き、すぐ横にフロアライトを置くと、照明器具が一箇所に固まりすぎてバランスが悪いです。光が部屋全体に分散されるよう、部屋のさまざまな場所に配置するといいでしょう。

また、同じ種類の照明器具ではなく、複数の種類の照明器具を組み合わせると光の高さにバリエーションが持たせられます。高さの高いもの、低いものを混ぜれば光の陰影が出て、空間の奥行きもより出るでしょう。

2. ダクトレールを活用する

ダクトレール用の間接照明 ネオマンクス

ダクトレールを活用すると、照明器具の多灯使いが手軽にできます。ダクトレールとはスポットライトやペンダントライトなどの照明器具を取りつけるためのレールです。

ダクトレールはレールを設置できる場所であれば、どこでも照明がつけられる便利なアイテム。照明器具を自由に配置できるので、おしゃれなカフェやアパレルショップなどでもよく使用されています。ダクトレールを活用した間接照明を部屋に取り入れれば、一気におしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。

3. お気に入りのアートや小物に光を当てる

スポットライトでポスターを照らす

間接照明を買ってみたけど、どこを照らしたらいいか分からない方もいるでしょう。そのような方は、まずお気に入りのアートや小物などに光を当ててみましょう。人は明るい場所に注目する習性があるので、お気に入りの小物などを照らすと空間のアクセントとして見せられます。そのまま飾っていたアートや小物の周りが、ショーウィンドウにディスプレイされたような上品な空間になるでしょう。

部屋にアートや小物を置いていない方は観葉植物に光を当てるのもおすすめです。観葉植物に光を照らすのは、間接照明の基本テクニックの一つです。観葉植物はさまざまな形があるので、いろんな角度から光を反射させると美しい陰影が生まれます。

4. 壁や天井に光を当てる

壁や天井に光を当てる

空間を広く見せたい方は、壁や天井に光を当てましょう。光は視覚的に奥行きや高さを強調する効果があります。基本として部屋に広さを出したい場合は壁に、天井を高く見せたい場合は天井に反射させることを覚えておくと便利です。その際には光源を隠すのを忘れないようにしましょう。

また、テレビの後ろやテレビ台に間接照明を置くのもおすすめです。テレビは多くの方が持っている家電で、さらに部屋の中心にあるケースが多いので照明器具を設置する場所として最適です。また、テレビの後ろを明るくすると画面と壁面の明るさの差が小さくなり、目の疲れが軽減される効果も期待できます。テレビの後ろやテレビ台には、スティックタイプやテープタイプの照明器具を使用しましょう。

5. 直接照明と間接照明を併用する

直接照明と間接照明を併用する

間接照明だけで部屋を明るくすることは可能ですが、作業や勉強を行う部屋には不向きです。手元での作業用の光が欲しい、部屋全体が見渡せるぐらい明るくしたい方にはあまりおすすめできません。間接照明がうまく使えていないと暗すぎてしまい、生活に支障が出てしまう懸念もあります。

直接照明と間接照明を併用すれば、暗すぎてしまう問題も解消できます。作業する際には直接照明をつけ、リラックスしたい時間には間接照明だけにすると空間の切り替えができるでしょう。

間接照明だけで部屋を明るくしておしゃれな空間を演出しよう

お店のようなおしゃれな空間が作れる間接照明を、ぜひお部屋に取り入れてみてください。基本のテクニックを抑えれば、どなたでも簡単に設置できます。間接照明を使うときのシチュエーションや部屋のイメージを考えてから選べば、お気に入りの照明器具に出会えるでしょう。

間接照明を複数設置したイメージ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

竹中 智也のアバター 竹中 智也 クリエイティブ・ディレクター

1979年大阪生まれ。ECブランドの社内デザイナーとしてWeb、グラフィック、プロダクトデザインを担当。

これまで3つのインテリア照明ブランドを立ち上げ、200以上の照明器具を企画・商品化。

2023年、オリガミドリッパーを使ったORIGAMI LAMP をプロデュース。グッドデザイン賞受賞

コメント

コメントする

目次