カフェ風の部屋を作るなら照明にこだわるべし!ライティングのポイントを5つ紹介

1灯ペンダントライト ドリッパーランプ
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カフェで過ごすことやおしゃれな空間が好きだと「自分の部屋をカフェ風にしたい」と憧れる方もいるでしょう。最近ではカフェにあるようなインテリアや家具なども手軽な値段で購入でき、自分の部屋を心が安らぐカフェのような空間に変える方も多くなりました。

ですが、部屋の雰囲気づくりには照明が重要。インテリアやアイテムを揃えるのを優先するあまり照明を後回しにしがちですが、カフェ風のインテリアに照明が合っていないと雰囲気が台無しになってしまいます。おしゃれなカフェ空間に近づくためにも、ぜひ照明にこだわってみましょう。

今回はカフェ風の部屋づくりを叶える照明のポイントを5つご紹介します。おすすめの照明やコンセプト別のコツや照明の選び方も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

照明によってカフェ風の部屋にする5つのポイント

1灯 ペンダントライト

カフェ風の部屋を叶える照明を選ぶポイントやライティングのポイントをご紹介します。押さえておきたいポイントは以下の5つです。

  1. 温かみのある照明の色にする
  2. 明暗をつける
  3. ダクトレールを取り付ける
  4. 部屋の雰囲気に合わせて明るさを調整する
  5. 照明を複数使う

それぞれ分かりやすく説明します。

1. 温かみのある照明の色にする

1灯シーリングライト ヨーク

カフェはリラックスできる空間を演出するために、照明の色温度にこだわっています。色温度とは電球などの光源が出す光の色のことです。カフェ風の部屋を目指すのであれば、色温度を理解して最適なものを選びましょう。

一般的にカフェは料理をおいしく見せたり、お店で長く過ごしたくなったりするような居心地の良さを照明で演出しなければなりません。そのため、赤っぽい暖色系の温かみを感じる電球色を採用しているカフェが多く見られます。なぜ暖色系の色がいいのかというと、人は太陽の光で活動しているため夕日のような赤っぽい光を見ると温かみを感じて落ち着いた気持ちになりやすいからです。おしゃれで落ち着くカフェのような雰囲気を目指すのであれば、色温度が低めの電球色をメインにライティングしていくとうまくいくでしょう。

2. 明暗をつける

ブラケットライト デックスコラット

カフェのような雰囲気を出すには、照明で明暗をつけてみましょう。おしゃれなカフェに行ってみると暗い場所と明るい場所があり、そのお店の空間全体に照明でメリハリを出していることが分かります。例えば他の照明を薄暗くしてテーブルの付近にだけスポットライトが当たっていると、明るさと暗さの差ができて趣が生まれるでしょう。また、メインの照明に加えて壁面に飾られている絵画や観葉植物だけにライトが当たっていると、おしゃれなインテリアがより際立ちます。一般的に住宅の部屋はメインの照明だけでも十分な明るさが確保できます。しかし、その他にポイントになる照明を設置して明暗をつけるとよりカフェ風な部屋に仕上がるでしょう。

3. ダクトレールを取り付ける

1灯ペンダントライト 多灯吊り

カフェのような照明を自宅に再現するには、ダクトレールを設置するのがおすすめです。ダクトレールとは照明器具を取り付けられるレールのような部品のことです。部品の内側全体に電流が通っているので、レール上であればどこの位置でも照明器具が取り付けられます。カフェでよく採用されているペンダントライトやスポットライトとの相性が良く、好きな位置に複数付けられるのでおしゃれな店舗での照明の定番になっています。

最近では一般的な住宅にある電気配線の接続部分に設置できる簡易取付ダクトレールも人気です。このようなタイプであれば自分で設置できるので、電気工事を依頼する必要がありません。しかし、簡易取付ではないダクトレールを設置したい場合は電気工事が必要になります。手間はかかりますが、工事が必要なダクトレールは簡易取付タイプよりも複雑なかたちに取り付けられたり、天井に埋め込んで目立たせないようにしたりと自由な照明が実現可能。簡易的なダクトレール以外を設置したい場合は、電気工事を行う企業などに相談してみるといいでしょう。

4. 部屋の雰囲気に合わせて明るさを調整する

カフェ風の空間を作るためには、部屋のインテリアや理想の雰囲気に合わせて明るさを調整するのも大切です。照明には前述の色温度の他に照度という明るさの基準があり、光を当てた場所がどの程度照らされているかを数値で表します。照度が高いと明るさが出るので爽やかな雰囲気になり、作業や勉強などの作業に最適でしょう。対して照度を低くして暗めに調整すると、しっとりとした落ち着いた雰囲気になります。落ち着いたカフェ風の空間には、照度は低めにするのがおすすめです。

また自宅での過ごし方に合わせて明るさを調整したい方は、メインの照明に調光機能がある照明器具を選びましょう。調光ができれば手元を明るくしたい時に照明を明るくでき、映画鑑賞やリラックスタイムなどには薄暗くできるので便利です。

5. 照明を複数使う

おしゃれなカフェは光の使い方が上手です。1つの照明でお店全体を明るくせず、空間の数カ所をほんのりと照らすように照明を複数使用して雰囲気を演出しています。カフェ風の部屋にしたい方は、実際のカフェを真似して照明を複数設置してみましょう。

また、照明を複数選ぶ場合には統一感を出しすぎないようにしましょう。インテリアや家具を統一して、照明も統一したデザインにしてしまうとカフェ風ではなくホテルライクな部屋になってしまいます。カフェのような部屋にするためには、あえてテイスト違いの小物を置いてみたり、デザイン違いのペンダントライトを一緒に吊るしてみたりすると遊び心があっておしゃれでしょう。雑多な雰囲気を意識すると、こなれた都会のカフェのような空間になります。

カフェ風の部屋におすすめの照明

リビングのインテリア照明

次にカフェ風の部屋におすすめの照明を紹介します。照明の種類は以下の6つです。

  • ペンダントライト
  • スポットライト
  • LEDシーリングライト
  • シーリングファンライト
  • 壁掛けライト・ブラケットライト
  • スタンドライト

それぞれの特徴を解説します。

ペンダントライト

ペンダントライト キューダ

カフェによく使われる照明の中でも人気なのがペンダントライトです。ペンダントライトとはペンダントのように天井から吊り下げるタイプの照明を指します。メイン照明だけでなく補助照明としても使え、吊り下げる高さを調整すれば空間に陰影ができます。デザインも豊富なので、好きなデザインを探すのも楽しいでしょう。ペンダントライトはすべて同じデザインで揃えると統一感があり、わざと違うデザインを複数配置するとデザイン性の高い空間が演出できます。

スポットライト

LEDスポットライト ノーシュ

スポットライトとはピンポイントに光を照らせる照明器具です。演出効果が高いのでカフェ以外にもアパレルの店舗や美術館などで多く使用されています。一般の家庭でも使用できる軽量タイプも販売されているので、おしゃれな部屋を目指している方におすすめです。

天井にダクトレールを取り付けていれば、複数のスポットライトをまとめて設置できます。お気に入りの絵画や小物、観葉植物などに光を当てると、その場所が際立って空間のアクセントになるでしょう。天井から吊り下げるペンダントライトと比べるとスッキリしているので、空間が広く感じられます。

LEDシーリングライト

LEDシーリングライト マフィン

シーリングライトは天井に直接取り付けるタイプの照明器具で、一般的なリビングでよく使用されています。シンプルな丸のデザインが多く、リビングダイニングの他に和室や子ども部屋など基本的にどのようなタイプの部屋でも合うので便利です。最近ではほとんどシーリングライトがLEDで販売されています。LEDであれば長寿命かつ電気代も他の電球色よりも抑えられるので、長時間使用しても安心です。

カフェ風の部屋にLEDシーリングライトを設置するのであれば、調色・調光機能が付いているのものがおすすめ。明るさを低く設定し、温かみのある赤っぽい光にすれば心安らぐ空間になるでしょう。

シーリングファンライト

シーリングファンライトとは、シーリングライトのように天井に直接取り付ける照明とファンを組み合わせた照明器具を指します。ファンが付いているので空気循環を促すサーキュレーターのように使用でき、冷暖房効果を向上させる効果が期待できるでしょう。

また、シーリングファンライトはファンが付いているデザインなので天井のアクセントとなり、まるでカフェの店舗のようなおしゃれ感が簡単に出せます。シーリングタイプなのでメイン照明としても問題なく使用でき、空間全体の明るさも十分に確保できます。

壁掛けライト・ブラケットライト

LEDウォールライト マンクス

壁掛けライト・ブラケットライトとは壁に付けて使う照明器具です。一般的に家庭では補助照明としてよく使われています。壁に設置するので、床やデスクなどに置く補助照明よりも場所を取りません。シンプルなものから個性的なデザインまでさまざまな商品があり、コンセプトに合わせて好きなものが選べます。間接照明として陰影を出すことはもちろん、壁に飾ったアートや観葉植物などを照らすのにも最適。壁掛けライトやブラケットライトを取り入れれば、趣のある空間が演出できます。

スタンドライト

LEDテーブルライト ランブル

スタンドライトは独立タイプの照明器具で、電源コードを利用できる場所であれば床やデスクなどどのような場所でも使えます。部屋の隅や角などに光が届かず暗い場合には、床に置く大きめのデザインのスタンドライトを置いてみましょう。淡い光であれば壁に優しく光が反射し、周囲も明るくなります。デザイン性が高いものも多いので、観葉植物のように部屋のアクセントとして置くことも可能です。

コンセプトに合った照明を使おう

ブラケットライト イジアンコラット

カフェといってもさまざまなテイストのお店があります。自分が理想とするコンセプトに合わせた照明を選んで設置すれば、さらにリラックスできるお気に入り空間になるでしょう。ここからはおすすめのコンセプトとそのコンセプトに合った照明の選び方を解説します。紹介するのは、以下の3つです。

  • ナチュラルなカフェスタイル
  • 都会風のクールなカフェスタリル
  • 北欧カフェ風スタイル

それぞれ具体的に説明します。

ナチュラルなカフェスタイル

ナチュラルなカフェスタイルとは、ホワイトやライトメープルなどの明るくて優しい色やウッド素材など家具をベースにしたスタイルです。性別年齢問わず幅広い人に人気で安心感もあるため、アットホームな雰囲気が好きな方におすすめ。自然の中にいるようなゆったりとくつろげる空間が叶うでしょう。

照明はホワイトやウッド素材にマッチするデザインを選ぶと相性がいいです。メタリックな素材ではなく、照明器具も天然素材のウッドやファブリックで作られているものを設置するとインテリアと馴染みます。その他、ガラスシェードのペンダントライトなどシンプルなデザインなものがナチュラルスタイルに合うでしょう。

都会風のクールなカフェスタイル

都会風のクールなカフェスタイルは白と黒のモノトーンや落ち着いた色で統一されたスタイリッシュな印象が特徴です。インテリアや家具は直線的なものやシャープなフォルムを選ぶとクールな雰囲気になります。アクセントに洋書やレコードなどを飾ってもいいでしょう。他のスタイルよりもスッキリまとめて大人っぽい雰囲気を意識するとより都会風になります。

都会風でクールなスタイルには、部屋のアクセントになるようなエッジの効いたデザインのペンダントライトがおすすめ。素材はウッドなどの天然素材ではなく、ガラスやメタリックな素材を選ぶと雰囲気に合います。その他、モダンな家具などに合わせたモノトーンのものやシャープな印象のシンプルな照明器具を選んでも失敗しないでしょう。

北欧カフェ風スタイル

北欧カフェ風とは北欧のフィンランドやスウェーデンのお家のようなシンプルで美しいカラーや模様のデザインを取り入れたスタイルのことです。家具はシンプルで機能的なものが多く、日本でも北欧風の家具やインテリアを好む方が多くいます。自然あふれる北欧なので室内も家具もウッド素材を多く採用しています。インテリアはウッド素材の他に陶器を選ぶなど、自然由来のものを意識すると北欧風にまとまるでしょう。

北欧カフェ風スタイルに合う照明を選ぶなら、北欧ブランドのペンダントライトなどがおすすめ。自然を感じさせる特徴的なデザインがお部屋のアクセントになってくれます。北欧らしいビビットなカラーの照明器具などもシンプルな空間にマッチするでしょう。

こだわりのカフェ風照明を探すならgram eight

6灯シーリングライト ジェネッタ

自分の部屋をゆっくりと落ち着いて過ごせるカフェ風に仕上げるなら、家具や小物だけでなくぜひ照明にこだわってみましょう。目指したいコンセプトを決めて照明を選べば、よりカフェに近い非日常感が演出できます。照明の色や明るさも調整すれば、自分だけの心安らぐ場所になります。「自分にちょうどいい明るさや色が分からない」という方は、調光・調色機能のある照明器具を選ぶと安心です。

おしゃれな間接照明を扱っているgram eight(グラムエイト)では、各コンセプトに合うデザインが豊富に揃っています。おしゃれでありながら機能性が高いアイテムもあるので、照明選びに迷っている方は一度参考にしてみてください。

1灯ペンダントライト ドリッパーランプ

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この記事を書いた人

竹中 智也のアバター 竹中 智也 クリエイティブ・ディレクター

1979年大阪生まれ。ECブランドの社内デザイナーとしてWeb、グラフィック、プロダクトデザインを担当。

これまで3つのインテリア照明ブランドを立ち上げ、200以上の照明器具を企画・商品化。

2023年、オリガミドリッパーを使ったORIGAMI LAMP をプロデュース。グッドデザイン賞受賞

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