間接照明とは天井や壁などに光を反射させて、空間全体を明るくする照明です。部屋に間接照明を加えることで部屋全体の印象が大きく変わる他、理想とする部屋のイメージに近付けることもできます。
間接照明は後付けもできるので、間接照明を取り入れて今よりも部屋をおしゃれにしたいと考えている方にもおすすめです。
間接照明の効果
間接照明の特長は室内をやさしく照らすことや、アートや小物などの対象物を目立たせることにあるため、ほんのりとした明かりのものが多いです。日常生活を送るスペースやワークスペースなどの場合は間接照明だけでは物足りなく感じることもあるかもしれません。
間接照明の主な効果として、リラックス空間の演出が挙げられます。前述のように間接照明はほんのりとした明かりですので、リラックス空間をつくり出すのに最適です。また寝室では寝る直前までは間接照明の明かりのみで過ごすことで、心を落ち着けることもできます。
間接照明を後付けするにはどうする?
部屋に間接照明を取り入れてみたいけれど、後付けの方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
間接照明を後付けする方法として以下の2つの方法が挙げられます。
- 専門業者に工事を依頼する
- 工事不要の間接照明の照明器具を取り入れる
それぞれについて詳しく解説していきます。
専門業者に工事を依頼する
専門業者に依頼した場合、天井や壁などに穴をあけて照明の取り付けや埋め込みを行います。
また照明器具を取り付ける作業を個人で行う際は注意が必要です。電気配線工事は危険な作業であることから、電気工事士などの資格を保有する人が作業を行わなければならないと定められています。無資格の人が工事を行った場合、法律に抵触する可能性もあるため注意が必要です。
工事不要の間接照明の照明器具を取り入れる
一方、壁付けや埋め込みをせずに利用できる間接照明を取り入れれば専門業者に工事を依頼する必要はありません。壁や天井などに穴をあける必要がないことから、賃貸物件にお住まいの方も安心して間接照明を取り入れられるでしょう。
フロアランプタイプや床置きスポットライトタイプなどがおすすめです。
【場所別】間接照明の後付けテクニック
間接照明を取り入れる際のテクニックは場所によって異なります。取り入れる場所に合わせたテクニックを把握しておくことで、間接照明設置後の満足度が高まるはずです。
そこでここでは、間接照明のテクニックを以下6つの場所別に解説していきます。
- リビング
- キッチン
- 和室
- 玄関
- 寝室
- トイレ
それぞれについて詳しく解説していきます。
リビング
リビングではシーリングライトが多く使用されます。天井に設置するシーリングライトは明るい光を放つため、利便性に優れた照明器具です。その一方、シーリングライトには快適さやあたたかな雰囲気、おしゃれ感などを演出する効果はほとんどありません。そこで間接照明をリビングに導入することによって、家族が自然と集まりたくなる空間や洗練された空間を演出できるでしょう。
ただしリビングの照明が間接照明だけでは明るさが足りないと感じるかもしれません。前述したように間接照明の明かりはほんのりとしているため、新聞を読んだり、テレビを見たり、家事などをするには少々暗く感じるはずです。そのため間接照明を導入する際はシーリングライトなどの主照明と併用して利用することをおすすめします。
またリビングに間接照明を導入する際はいくつかの注意点もあります。間接照明は光源が見えない場所に取り付けるようにしたほうがスマートです。例えば、足の高いテーブルがある家庭は多いですが、足の高いテーブルに間接照明を取り付けると光源が見えてしまい、おしゃれ感が下がります。その他にも間接照明に接触してしまう場所に物を置くと、火事の恐れもあるため注意しましょう。
キッチン
キッチンに間接照明を導入する際は隣接するリビングの雰囲気と合わせるのがコツです。おしゃれなデザインの間接照明であったとしても、隣接するリビングと調和しなければ、部屋全体のまとまりが悪くなります。
またキッチンに間接照明を設置する場合間接照明のサイズが大きすぎると、調理の邪魔になったり、複数人で作業できなくなったりすることもあります。
その他にも手元が暗くなると、ケガや事故などの危険性が高まるため気を付けてください。また油や水などが飛び散る範囲内に間接照明を設置していると、間接照明の故障や汚れだけではなく、火事につながる可能性があることも留意しておきましょう。
和室
和室には日本の伝統的な家屋特有の落ち着いた雰囲気があります。また和室に敷かれている畳特有のあたたかい雰囲気を好む方も多いです。とはいえ和室に実際に住んでいる方の中には、和室のコーディネートに迷ってしまうという方も少なくないでしょう。
和室に間接照明を導入することで、和室特有の落着きやあたたかみを引き出すことができます。ほんのりとした光を発する間接照明は和室とマッチします。特に、木目調の素材が使用された間接照明やダーク系の色調の間接照明は、畳の色とも調和しやすいはずです。間接照明をうまく取り入れることができれば、和室ならではの魅力を強調できるでしょう。
ただし畳は重たい物を置くと傷や跡が残るため、間接照明を選ぶ際はその点にも配慮しましょう。
玄関
玄関は家が完成した時点で大方のデザインが決まるため、リビングのように家具やレイアウトなどで雰囲気を大きく変えることは困難です。そのため玄関のイメージチェンジを行う際は、現在のスペースや状態を活かせるようなアイテムの導入を検討する必要があります。
玄関の雰囲気を変えたい方には間接照明がおすすめです。玄関の足元を間接照明で明るく照らすことで、落ち着きのある華やかさを出すことができます。また足元を照らすことで転倒防止などの効果も期待できるでしょう。
その他にも間接照明で玄関の棚や台の上を照らすのもおすすめです。棚や台の上に飾っているアートや小物をほんのりとした光で照らすことで、対象物を際立たせることができます。
寝室
寝室に間接照明を導入する際は眩しくない光であることはもちろんのこと、やさしい光のものを選ぶことをおすすめします。寝室の明かりをやさしい光にすることで、心身ともに休みやすくなるだけでなく、睡眠の質を高めることができるでしょう。また間接照明のデザインによっては、間接照明を設置することでホテルのようなおしゃれ空間を演出できます。
トイレ
トイレは家族が毎日使う場所であるだけでなく、来客に利用してもらうこともある場所です。そのためトイレには清潔感はもちろんのこと、おしゃれ感を出したいという方も多いのではないでしょうか。
トイレに間接照明を設置することでトイレをおしゃれ、かつゆったりと落ち着ける空間にすることができます。トイレ後ろの床にスタンドタイプの間接照明を置くことで上質な雰囲気を演出できるでしょう。あるいはトイレの棚を間接照明の光で照らすことで、棚に置いてある小物やアートなどを強調できます。
間接照明を後付けする際の注意点
間接照明を後付けする際の注意点として以下の3つが挙げられます。
- 生活感があるものを照らさない
- 光源が見えることで雰囲気を損ねないようにする
- 床や窓ガラスに光源が映り込まないようにする
それぞれについて詳しく解説していきます。
生活感があるものを照らさない
間接照明はアートやお気に入りの家具、小物などを照らすために用いられることも多いですが、生活感があるものを照らすのは控えましょう。コンセントや収納ボックスなどの生活感のあるものを照らすと、むしろ室内の生活感を上げてしまいます。
また生活感のあるものが意図せずにして照らされていることもあるので、照明に照らされているものや範囲についても確認しましょう。
光源が見えることで雰囲気を損ねないようにする
間接照明は光源が見えた場合に雰囲気を損ねることもあります。ある位置からは光源が見えなくても、別の位置から見たときに光源が目に入ってしまうことも少なくありません。
床や窓ガラスに光源が映り込まないようにする
間接照明の光の向きなどによっては、床やガラスに光源が反射されることもあります。特に、鏡面調タイルやつるつるした塗装の床には光源が映り込みやすいです。
また日中は目立たなくても、夜になると、窓ガラスにおける間接照明の光源の映り込みが気になるお部屋も多いです。賃貸住宅などは間取りに制限があることも多いですが、できる限り光源が映り込まないように気を付けましょう。
【工事不要】後付けできる間接照明5選
ここでは、工事不要で後付け可能な間接照明を5つ紹介していきます。
- LED バーライト ネオマンクス 縦置きベースセット
- 1灯サイドテーブルライト コラット
- LEDバーライト ショートマンクス
- 1灯アームウォールライト デックス
- 床置きタイプ LEDアッパーライト 間接照明 マンダレイ
それぞれについて詳しく解説していきます。
LED バーライト ネオマンクス 縦置きベースセット
「LED バーライト ネオマンクス 縦置きベースセット」は細長さが特徴の間接照明です。LEDバーライトは極限まで細くした直径25.5㎜。その細さから狭いスペースにも置きやすいため、ワンルームにお住まいの方や照明を置くための十分なスペースを確保できないという方にもおすすめです。
照明のON・OFFの切替は付属のリモコンで行えるため、照明のある場所まで行かなくてもライトの切り替えを行えます。また明るさや色味の調整も可能で、部屋の雰囲気や好みに合わせることもできます。
照明のベース部分には高級感のあるブラック大理石が使用されているため、上質な雰囲気のお部屋や落ち着いた寝室ともうまく調和するでしょう。
1灯サイドテーブルライト コラット
「1灯サイドテーブルライト コラットは全体的にスリムでありながらも、なめらかな曲線のシェードがおしゃれな間接照明です。
電球の明るさを5〜100%の間で調整可能な他、色調を変化させることもできます。そのため読書をするときは明るくし、就寝前はほんのりとした明かりにするといった使い方も可能です。
この間接照明には天板が設置されているため、本やコップなどを用途に合わせて置いたり、小物などの飾りを置いておくこともできます。
LEDバーライト ショートマンクス
LEDバーライト ショートマンクスは細長い棒状型が特徴の間接照明です。表面は真鍮となっているため上質感や高級感があり、落着きのある寝室やビジネスマンの部屋にも調和しやすいと考えられます。調整、および調色機能が搭載されており、ライトの明かり具合を自由に調整できるのもうれしいポイントです。
リモコンを使ってライトの調整を行えるため便利である他、タイマー機能を活用すれば就寝前の利用もより快適に行えます。
1灯アームウォールライト デックス
1灯アームウォールライト デックスはアンティークなデザインが特徴の間接照明です。
真鍮製のソケットカバーと落ち着きのある黒が特徴のアームを組み合わせた洗練されたライトとなっています。アーム部分とソケット部分は上下左右に可動するため、照らしたい場所をしっかりと照らせる他、設置したスペースに応じてアームの位置を変えることも可能です。
電源はコンセントタイプとなるため電気工事は必要なく、気軽に取り付けられるのもうれしいポイントとなります。
床置きタイプ LEDアッパーライト 間接照明 マンダレイ
床置きタイプ LEDアッパーライト 間接照明 マンダレイは床や棚に置いて利用できる間接照明です。ライトのデザインが洗練されているため、電源を入れない状態で置いておくだけでもおしゃれでしょう。
別売りのリモコンを使用することで、操作における利便性がより一層高まります。リモコンで電球の明るさを0〜100%まで調整できる他、色調の調整も可能です。
また反射板を外せば床から天井を照らすアッパーライトとしても利用できます。
間接照明を後付けして上質な空間を演出!
間接照明を部屋に取り入れることで部屋のイメージを手軽に変えることができます。おしゃれな雰囲気や上質感を演出できる他、棚や台の上の小物やアートを照らすことでより華やかさを出すことも可能です。
「gram eight(グラムエイト)」ではシンプルで使いやすい照明やおしゃれな間接照明などを数多く取り扱っています。間接照明を加えるだけで部屋のイメージが大きく変わりますので、お気に入りのライトを探してみてください。
コメント